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SGLT2阻害薬ダパグリフロジン

Cole P, Vicente M, Castañer R. Dapagliflozin. Drugs of the Future. 2008;33(9):745.
Available at: http://journals.prous.com/journals/servlet/xmlxsl/pk_journals.xml_summary_pr?p_JournalId=2&p_RefId=1251351&p_IsPs=N.

Meng W, Ellsworth BA, Nirschl AA, et al. Discovery of dapagliflozin: a potent, selective renal sodium-dependent glucose cotransporter 2 (SGLT2) inhibitor for the treatment of type 2 diabetes. Journal of medicinal chemistry. 2008;51(5):1145-9.
Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18260618.

BMSが糖尿病治療薬としてフェーズ3開発中のSGLT2阻害薬ダパグリフロジンの開発経緯。

従来の化合物に比べて、薬物動態面とSGLT1との選択性が大幅に改善されている。STZ糖尿病モデルラットを用い0.01 mg / kgからの経口投与で用量依存的に、有意な血糖低下作用が確認され、0.1 mg / kgではコントロールに比べて55%もの血糖低下作用が確認されている。SGLT-2に特徴的な構造であるが化合物にグリコシドを含んでいるにも関わらず(水酸基が4つ)、Caco-2の膜透過性は良好で、代謝安定性も良く、ラットBAは84%と良好な動態を示し、クリアランスも低い。この辺は経口吸収性に求められる指標に囚われているととりかかれないテーマ。

ところで、SGLT2阻害薬は、尿糖を増やせば血糖が減って、血糖が正常化すれば、膵でのインスリン分泌の負担が軽くなり、糖毒性が取れるのではないかということをコンセプトに開発が進められてきた。糖毒性を改善することで、インスリン抵抗性改善作用を示すことが認められており、糖尿病治療薬の新たなターゲットとして期待されていたが、確かに、この実験でのビボの切れ味は魅力的。後は、メカにズム的に尿糖レベルが上がる事(クラスエフェクト)が安全性面にどのように影響、審査当局から判断されるかは注目できる。
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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

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糖尿病を完治させる

私は「」というブログを運営しています。糖尿病と診断され3日間は、茫然自失状態でした。
そこから立ち上がってもう10年になります。
今は「糖尿病である幸せ」を感じて張りのある生活楽しんでいます。糖尿病と格闘してきて今、思っていることがあります。それは糖尿病はお薬では治らないが、本人の生活管理で簡単に安定し完治しうる病気と言うことです。
 糖尿病は治らないと言うのは糖尿病は薬では治らないということなんだ。ということが判って来ました。

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ありがとうございました

janus_rotaxane様
twitterでコメントありがとうございました。尿糖の増加⇒尿路・性器感染症の増加というメカニズムですね。「血糖を尿糖で出す」という発想は素晴らしいのですが、この点が大きな問題にならなければ良いなと思っています。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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Author:Janus
趣味で読んだ創薬化学論文を綴った日記。

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