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腎クリアランスに影響する化合物のパラメーターを考察

Varma MVS, Feng B, Obach RS, et al. Physicochemical determinants of human renal clearance. Journal of medicinal chemistry. 2009;52(15):4844–52.
Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19445515


市販薬391個とヒトで臨床試験された化合物の腎クラランスに影響する化合物のパラメーターを検証した。これを見ると、中性分子は酸性や塩基性分子に比べるとクリアランスを受ける影響は小さく、分子量が大きく脂溶性が高い程影響は小さいように見える。PSAが大きいほど、回転結合数が多いほど、水素結合ドナーアクセプターの総和が大きいほどクリアランスは受けやすい傾向が見て取れる。さらに腎尿細管分泌過程と再吸収過程での分類でも化合物には特性が見られる。極性が高く、イオン化した分子は腎尿細管分泌過程を示す点が注目できる。また、疾患毎に腎クリアランスの影響は異なる。化合物原体が酸化的代謝、胆管の排泄を受けないタイプの化合物は、特に腎クリアランスをケアする必要があり、腎薬物間相互作用といったリスクにも影響するので、とりわけ感染症や循環器系疾患の治療薬を標的にする場合はフォローした方が良い、としている。データのバラツキが大きいので額面どおりに受けとめるわけにはいかないようにも思えるが、それでもここで示された物理化学的パラメーターはドラッグデザインで考慮できるだけに実用性がある。
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