スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GPCR作動薬結晶解析

Rasmussen SGF, Choi H-J, Fung JJ, et al. Structure of a nanobody-stabilized active state of the β2 adrenoceptor. Nature. 2011;469(7329):175-180.
Available at: http://www.nature.com/doifinder/10.1038/nature09648

Rasmussen SGF, Choi H-J, Fung JJ, et al. Structure of a nanobody-stabilized active state of the β2 adrenoceptor. Nature. 2011;469(7329):175-180.
Available at: http://www.nature.com/doifinder/10.1038/nature09648

Warne T, Moukhametzianov R, Baker JG, et al. The structural basis for agonist and partial agonist action on a β1-adrenergic receptor. Nature. 2011;469(7329):241-244.
Available at: http://www.nature.com/doifinder/10.1038/nature09746


アゴニスト(作動薬)と結合したヒトβ2アドレナリン受容体(β2AR)のX線結晶構造について、B Kobilkaたちが2つの論文で、C Tateたちがもう1つの論文で報告している。作動薬のリガンドでGPCRの結晶が解析されてのは初めての例である。

β2ARは、細胞外部にある分子を検知して細胞内のシグナル伝達経路を活性化する膜貫通型のGタンパク質共役型受容体(GPCR)ファミリーに属している。GPCRはヒトの生理に広範な役割を果たしているので、創薬における最も重要な標的の1つとなっている。今回新たに解明された一連の構造から、アゴニストの結合に伴って起きる微妙な構造変化が示され、細胞膜内外での結合によって受容体の活性化状態がどのようにして安定化されるのかが明らかになった。アンタゴニスト(拮抗薬)が結合した受容体の構造と比べると、アゴニストの結合によってカテコールアミン結合ポケットの収縮が引き起こされることが示されたのだ。また分子動力学シミュレーションからは、Gタンパク質がないと、アゴニストが結合した活性化状態が自発的に不活性様状態に緩和することが示唆されている。
スポンサーサイト

テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

Secret

プロフィール

Janus

Author:Janus
趣味で読んだ創薬化学論文を綴った日記。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。