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ヒトP450発現マウスで代謝物毒性リスクの種差克服を検討

Powley MW, Frederick CB, Sistare FD, DeGeorge JJ. Safety assessment of drug metabolites: implications of regulatory guidance and potential application of genetically engineered mouse models that express human P450s. Chemical research in toxicology. 2009;22(2):257–62.
Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19170595

薬物代謝の種差の問題は、ヒトにのみ出現する代謝物、そしてそれが及ぼす毒性が臨床段階に進むまで明らかにならない点にある。先のリリーの研究者のパースペクティブにもあるとおり、これは実際に臨床にあげてみないとわからないのが現状である。一方でメルクの研究者は、ヒトP450を発現させたマウスを利用してこの二つの問題にアプローチするという手法を開発した。この手法がここである程度バリデートされたとはいえ、もちろん、これがヒトの薬物動態と安全性を完全に担保するものではない。しかし、非臨床の段階でこういった問題に取り組もうという姿勢には紛れもなくメルクならではの創薬に賭ける執念を感じる。FDAが設定する高いハードルに対して、早い段階で徹底的に試験してクリアできるクオリティーの高い化合物を見出そうとする意気込みが研究にも反映している。
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